2016年08月28日

誰かと同じことをしていても、誰かが持っているモノを持っていても

チャンスは待つものじゃなく作るものなので、誰かと同じことをしていても、誰かが持っているモノを持っていても作れないんです。

太古から残っている言葉や今までに出会った人たちから得た実感をまとめると、はじめのような言葉になります。
この文字列は、私の軸に近しいところにある苦さやイタみやヨロコビの実感です。


38年前、喫茶柊がオープンしたくらいの頃、英語やドイツ語をペラペラと話せる母の大学の同窓生や二人の後輩にあたる方で、海外留学経験があり、世界一周を何度もしている弁護士が来店していて、同席させてもらったことがあります。

オープン当初、私は小学生でしたが、お話しするお客さんが多い時は、決まってお店の手伝いに呼ばれていました。

母の同級生の方は、とても物腰が柔らかく、自分の話しをする、というよりも子供の私の話しをよく聞きたがっていた印象があります。
後輩の方は、自分の話しをたくさんしてくれましたが、当時(から今に至るまで)アニメや特撮が好きな超インドア派の私には海外での出来事の話しはあまりピンと来ませんでした。

同級生の方は、その後、ヨーロッパでいくつかのオーケストラの常任指揮者になりました。その筋では有名な方です。
後輩の方は残念ながら消息がわかりません。
夜逃げしたとも自殺したとも聞きましたが、あくまでうわさで真実はわかっていません。


私は今年で49歳になりますが、喫茶柊のお手伝いを「仕事をした」、ととらえると、38年くらい仕事をしていることになります。

私の言うお仕事は、収入云々もありますが、「飯が食えていること」を主軸にとらえているので、小学生でもお仕事をした、という実感がきちんと今でも残っています。
どんなに収入がよくても手元にお金がない状態を稼げていると言えませんし、そんなときは視野も心も狭くなっていることが多いです。
逆に所得が少なくても手元にお金があれば良好な精神状態であることが多いわけです。
飯が食えていることと手元にお金があることは完全なイコールではありませんが、精神衛生上、大きな要素としてお金のあるなしが関わっていることは事実でしょう。

そんな風に喫茶柊のお手伝いをやったりやらなかったりする少年期、青年期の初期を過ごした私は、サラリーマンを早々にやめて、偶然と運に助けられてフリーランスになり、雇われ経営者、芸能関係のお仕事もしてきました。
体を壊して仕事も人脈もお金もゼロになったことはありますが、気にかけてくださった人たちと運に助けられ、そこそこ良好な精神状態で今もお仕事を続けられています。
私は英語も話せませんし、目立つような資格も持っていません。
ただし、いろんな国の言葉を話せる人は知り合いにいますし、様々な資格、技術、人脈を持っている人なども知り合いにいます。
仕事に必要な時は声をかけて自分ができないことを依頼します。
それで失敗したこともありますが、自分で話せる言語を増やしたり資格を取ったり、人脈を増やしたりするよりも時間もお金も損失は少なかったと確信しています。

日本では、日本語さえ使えればほとんど困ることがないので勘違いしやすいことがあります。

多国語を話せてるとすごい。
海外留学(修行)しているとすごい。
海外に人脈があるとすごい。
国際的に事業や活動をしているとすごい。かっこいい。儲かってるに違いない。

こんな風に。

他にも難易度の高い資格や技術、専門知識などを持っていると、すごい人に感じられて、すごく儲けてそうに思えて、お近づきになって人脈に加えよう、できれば安く、あるいは無料で使える人にしたい、なんて妄想することもあるでしょう。

でも、柊での経験やいろいろな企業や事業者、相談者などに会ってきて実感するのは、そんな「すごい」と感じる人は日本にもたくさんいますが、それで食えているか食えていないかはまったく関係ない、ということです。

日本の場合、そういう「すごい」を持っているほうが、夢や目的の実現に関しては、遠回りをしているような人、時間を無駄にしている人のほうが多いと感じるくらいです。

世界を見渡すと、2ヶ国語以上話せる人は無数にいます。
資格や技術、専門知識もレベルの高い人は多いですが、それはその仕事についてから学び始め覚えた人がほとんどです。
日本のように仕事にもなっていないのに資格や技術、専門知識を得ようとしません。
その手の民間の専門学校は海外には少ないです。(日本人向けに開校してますが)

そして、そういうグローバルパーソン、エリート、職人は多いですが、日本を含め、たいしてお金持ちじゃないです。
というか、それを活かさずに仕事をしていて300万円以下の年収の人がほとんどなのです。

私の後輩にも、日中英の3カ国語ペラペラで、4〜5カ国に留学経験があって、MBAも取得し、過去の実績もたいしたものな人がいますが、そのときも超高給ではなかったし、今は家業を継いでそこそこ繁盛している地方の八百屋のご主人になっています。
相談者にも超大手企業の育成などを歴任していた方がいますが、仕事が取れなくなって相談に来ているくらいです。

というわけで、何ヶ国語も話せ、資格や技術や専門知識があり、実績まであるとなんだか凄そう、稼げてそうと思いますが、結局、ほとんどがサラリーマンで、それらを活かせていない場合がほとんどです。
年収もガツガツコンビニのシフトに入る人よりも低いことが多いわけです。

フリーランスや個人事業をはじめる時、それらの「すごい」で成功が保証されることはありませんし、うまくいってもその成果が続くことを保証もしてくれません。

夢をかなえたり収入を増やしたりしたいのであれば、人の話しを聞けることや必要な情報を引き出そうとする意識、つまり、自分と事業や活動のコントロールをできるようになることです。
嫌われないように自分を整えることも大切です。
そして、必要な時に、日本にも世界にもたくさんいる「すごい」人たちを必要な時だけ雇ったり使ったりする方が、自分のやりたいこととは違うことに時間もお金もかねない分、成功へのチャレンジ回数が増えますし、手元のお金も残ります。
自分でやったり習得したりするよりも、ものすごく時間が短縮されてその上、安上がりになるわけです。

成功する時、その人はうまいこと人を利用していたり、自分のしたいことができる時間を増やすための方法などを率先して学ぶようにしていた人だと、私は感じています。

誰かができることを今から学ぶ必要はあまりないんです。
そのお金で雇えばいいだけなんです。

これがわからない人は、時間もお金も夢も大事にしていない人だと思います。
そういう人にはチャンスを作ることもできないものです。

チャンスは待つものじゃなく作るものなので、誰かと同じことをしていても、誰かが持っているモノを持っていても作れないんです。

自分の時間とお金の使い方、じっくり考えてみるといいかもしれませんね。



喫茶柊(きっさひいらぎ)
渡辺英輔(わたなべえいすけ)
東京都大田区下丸子1-14-13

hiiragiproject@gmail.com


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2016年08月27日

不快なセールスは、売るための理屈や道理がわかっていないから不快

ダメな営業が増えましたね。
感覚として9割以上が失格。
育成とかどうなってんでしょうか。そこにコストかけてないなら、その会社はサクサク潰れていくんですが、それはまた別の話し…。

オッス!オラ喫茶柊のマスター、えいすけ!
気を高めるとスーパー喫茶店のマスターを越えた喫茶店のマスターゴッドのスーパー喫茶店のマスター(略してスーパー喫茶店のマスターブルー)なれたりするとかしないとか。

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…本題!このあとすぐ!



と、日曜9時から9時30分の某局っぽいノリで離脱者を増やしつつ、本当に本題に入ります。

不快なセールスは、売るための理屈や道理がわかっていないから不快

常日頃から、様々なセールスチラシやパンフレットが投函されたり、ダイレクトにセールス電話、メールが来たりしています。
これらの質が平均して高かったためしはずっとないんですが、最近、本当にダメになってきてます。
自分(自社)で考えてるものは微笑ましいものもありますが、「こうしとけばいいんでしょ」的なのは腹が立ちますし、明らかに現場もその仕事もわかってない「チラシコンサルタント」みたいなのに影響されたり丸投げしたりしているのには、イライラさせられる不思議な魅力(?)があったりします。
テレアポ営業や電子メールセールスでも、明らかにその企業の名前、どころかその業種全体を失墜させるようなものが本当に多いです。

ゴミが増えたり時間を無駄に使わされたりするだけなので不快な気持ちだけが沈殿していきます。
(賢明な経営者やビジネスマンは、このくらいでなにをすればいいのかいくつかアイデアが浮かぶでしょう)

さて、私は大田区下丸子ってところで喫茶店をやっています。
セールスのチラシは毎日のように投函されてますし、セールスの電話も毎日のようにかかってきます。
その多くは、大田区近辺の企業……どころか、下丸子近辺の企業だったりするわけです。

私には営業の経験がありますが、そうなると、なぜ、店に来ないのかな?と思ったりします。
飲食店向けじゃないとしたら、ご挨拶回りをしないのかな?って感じるわけです。

なぜかと言うと、うちが成約しないまでもよい事業とわかればハブにはなるからです。
口コミの発信者の一人になる、って意味ですね。
紹介まではしないとしても話題にするかもしれないし、その業種が必要な人がいて聞かれれば答える程度に。
私が喫茶店のマスター以外になにをしているのかはちょっと調べればわかります。
それを利用して営業効果をあげている人や事業の修正に役立てている人は実際に何人もいるわけです。
逆に、私にリサーチやマーケティングのセールス(コンサルティング契約の勧誘)をしてくる人もいますが、そういう場合には必死に正体を隠してニヨニヨしてたりします。

お店だからといって、お客さんじゃないのならノックや声がけが必要だと思ってますが、がっっとドアを開けて営業の口上を述べる人もいます。即効で追い返すか、ひどければ上司や社長に苦情の電話を入れます。

ほとんどの営業マンが来ても着座しません。
つまりオーダーをしないわけです。

なのに今の取引先などについて質問しまくろうとする。
「お時間よろしいですか?」と聞かれることのほうが少ないんです。
基礎中の基礎が抜けているわけです。
店の中で数分、つっ立っていられるのは不快だとなぜわからない。
いや、わからないだろうことを予測してなぜ、教えていないんでしょう。
今の20代は、教えれば真面目にやりますよ。
社会性の基礎レベル低下やしつけの抜け落ちは言っていてもはじまりません。
育成をすればばっちり入ります。
そこで手を抜いている、あるいは気付いてもいないのだとしたら、どんなによい商品でもサービスでも売れませんよ。


営業マンのマナーがしっかりとしていれば2、3は答えますが、それ以上はオーダーして、と言います。
そうするとすごすごと帰っていってしまう…
そこらへん、経費で出ないのか、と愕然とすることもしばしば。
鎧も武器も盾も持たされないで営業マンは戦えませんよ。


普通のご家庭への営業もなぜ世間話を聞き出さないんでしょうね。
それをするのは難しくても、愚痴や困っていることを話させるのに難しいテクニックはいらないのに。

不出来なチラシやパンフレット
不快な電話やメール
迷惑な訪問営業

これで利益が出ているなら押し売りも同然。
少なくともリピーター獲得は考えていないから、経営者や事業主雇った人への責任感は皆無なんでしょう。

私には社会人経験の初期、営業で運よくトップを取らせていただいた一時期があります。

営業の極意は、時間を投資して、お金で回収することです。
この時間の投資を省くと単なる迷惑なセールストークだけすることになるので本当に注意が必要です。
日本の生産性があがっていかない根本的な原因のひとつです。
仕事の拘束時間が増える一方で給料が上がらない理由のひとつにもなっていると思います。

赤ちゃんもセールスをしています。自分の生存をかけて。

つまりは、潜在顧客かハブになる存在に嫌われず、自分とお仕事の正体を明かし、相手に話させること。
これで相手が行動する動機の種(たね)が生まれます。
種をまくんじゃないんです。種ははじめから相手にあるんです。
そこに気付かないと永遠に常連やリピーターの獲得はできないわけです。
わかりにくいでしょう?

セールスは、あなたの頭で考えているより、常に、ちょっと複雑であり続けるからです。
どんなに勉強しても、情報があっても、トークスキルがあっても、よい商品があっても、です。

セールスをする人は、あまり好かれる必要はありません。
自分に確固たる軸があれば好かれても大丈夫だと思いますが、そうでないと、好かれると甘えられる、値引かれやすくなるし、なにも言われてないのに割引したりしちゃうことがほとんどです。

今までやってきたり見てきたりした感覚ですが、営業には会話が苦手、という自覚のある人の方が向いていると思います。
仲間意識が薄弱な方が成績をよくすると思います。
ひとりが好きな人の方が続くと思います。
同僚、上司、部下、取引先、顧客の悪口、愚痴を社内でするのを(内心では)嫌ってる人がいい成績を出していると思います。
(適度につきあうことができる人はおおむね有能ですしね)

特に人脈のありそうな社員、経営陣や経営にちかしい人、今、仕事に必要なそういう人たちに快活に挨拶をし、よい見映えを心がけ、顔と姿勢を覚えてもらうことを意識的にできる人はセールスマンでもアイドルでも政治家でも有能でしょう。

今の自分ができること、やれることで最大効果をあげることを考えるのはおもしろいですよ。
刺激的だし、なにより自分の精神性や大事な部分をさらさずに済む安全性があるんです。
大いにストレスが軽減されるわけです。

それで成績もあがる。出世もする。
独立しても(困んないことはないが)なんとかなる。

セールスでも他の仕事や活動でも、こうした基礎が身についていれば(育成をきちんと受けていれば)、なんとか続けていけるレベルには達するんです。
続けられなければ、たくさん失敗できないし、当然、結果は出ませんし、成功にもつながりませんからね。



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どういうこと?

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と思ったら、お問い合わせを。

お店でお話ししますよ。

喫茶柊/柊PROJECT(ひいらぎぷろじぇくと)
渡辺英輔
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hiiragiproject@gmail.com
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2016年08月20日

【採用すんなよ】就職浪人の友人に相談して人生捨てた話し

手の届く物事、今いる環境で「これが正解!」と簡単に結論して、それ以降、考えなくなる人はけっこういます。
サラリーマンでも実業家でも小説家でも芸能人でも、そこから出世も収益アップも売り上げもお仕事もなくなっていくことが多いので注意が必要です。

さて、今回は、喫茶柊でラジオを聞いていたときに耳に入ってきたお話しです。

一般のリスナーからのお手紙で、私はこの内容をとても怖い話しと感じましたが、採用した側は美談ととらえたんだと思います。

詳細まで同じではないですが、その内容を書き出します。

就職したものの、もっと多くの人を喜ばせる仕事がしたい。
海外に出てみよう、と思った。

そんな時、就職浪人をしている友人に相談。
「身近な人を喜ばせられないのに海外とか言っててカッコ悪い」
と言われる。
確かに自分は思いだけはあってもなんの実力もないな、と思い、まじめに今の仕事をするようになった。
勤続は30年になりました。

というお話し。

私にとってはとても怖いお話しです。
心霊特集やホラー映画より遥かに。

自分と同じかそれより下の価値観と社会性の相手を相談しても人生は上向かない、というのは基礎的な「知識」として社会生活を送ったり夢を真面目に追っていると入ってくるし経験でも理解できるようになることです。

というか、だいたい下方修正されます。

これらがあいまって人生の初期や中期や晩期にモヤモヤした気分やはっきりとした後悔や他人への八つ当たり的な恨みとして認識されたりします。

勤続30年は素晴らしいことだと思います。
しかし、それだけの忍耐があって仕事のできる人なら、もっと外の世界を見てきたらどうだったんだろう、と思わずにはいられませんでした。

ちなみに、身近な人を喜ばせる能力と多くの人たちを喜ばせる能力は別物です。

「仕事と私、どっちが大事!?」

という質問が、感情的に出てくるのはわからんでもないですが、成立していない二択なのは、客観的な状況でははっきりとわかると思います。

相談相手は選んだほうがいいですね。



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posted by マスター at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 喫茶柊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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