2011年03月27日

被災地でできる子供の心のケア(第1回)

東京学芸大学教授 臨床心理士の小林正幸さんより
掲載の許可は取っています。

いかにマスメディアの放送のあり方や被災地外の単純中止や自粛が工夫がないかも、以下を読むと見えてくると思います。

子供を中心に書いてありますが、大人の方にも有効に働くと思います。
被災地にいないお子さんも、心のケアは必要になっています。

以前にあげたボランティア専用の心理的支援に比べれば難しいことは書いてありませんので、是非お読みください。



1 身体面からのこころのケア

この時期、こころの不調は体調に出ます。
眠り、食欲が大きなバロメータですし、下痢や腹痛、頭痛、発熱なども、
こころの辛さと関連することが少なくありません。
厳しい環境下ですので、風邪なども引きやすいと思いますが、
身体が休むようにということで、身体面でのケアを丁寧になさってください。

家族や一緒にいる大人ができることとしては、
そのお子さんが楽しめそうな遊びを誘うことです。
楽しいと言っても、おとなしい子であれば、しんみりと 楽しめるあやとりや、折り紙のようなもので良いですし、
大人と2人で同じ絵を描くのでも良いでしょう。
そのお子さん自身が楽しめそうなゆったりとした遊び を誘ってみてください。
無理に楽しませようと頑張ることではなく、関わる大人自身もほっとできるようなことが良いかと思います。

また、「ちゃんと眠れた?」と尋ねることや大人が一緒に床を並べて寝ることを誘うこと・・・
(避難所などでは自然にその形になると思いますが・・・)
で、睡眠ができるようにお手伝いしてください。

このとき、子どもをそうしようと誘うのではなく、
大人の側が、「心細いので一緒に床を並べて寝てほしい」とお願いをする形が良いでしょうね。

眠りは浅いはずですので、うつらうつらでも長い時間眠るように、
お子さん自身も周囲の大人も心がけましょう。

家族のように関係が親密であるのなら、お子さんに優しく触ることは続けてください。
手のひら全体でしっかりと密着させるように触ります。
一緒に眠ることができるときはタイミングを見て触ることや、
髪をすいてあげるときなどに、片方の手ではそのような指使いをすると良いかも知れません。
身体面での不調があると、自然に大人は子どもの身体に触ることになりますが、
こころの不調が身体に表れるのは、このためであるのかも知れません。


安心感や愛情は、目で触れること、手で触れること、言葉で触れることだと思います。
以上をたくさんしてあげてください。

この先も、心理的には厳しい時間が続くと思いますが、
この積み上げが、これから先の厳しい時間を凌ぐエネルギーになるかと思います。

もちろん、関わる大人たちも、辛い状況にありますので、決して無理をせず、頑張りすぎないようしてください。



あまり詰め込んでもいけないので、短めにあげていきます。

あらかじめ全文を読みたい場合は、ご連絡ください。
メールにて送信できますし、記録メディア(USBメモリが妥当)をお持ちになれば喫茶柊でコピー可能です。(許可済み)

eisuke41@gmail.com




あいだに通常のブログもはさむと思いますが、毎日関連記事はあげ、そのたびにリンクを添えますので、その点はご理解ください。




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posted by マスター at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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