2016年01月24日

弱者の戦略への誤解

「弱者の戦略」は、私が15年位前に関わっていたプロジェクトでよく学び、その後、結果も出したし失敗もしてきました。

経済不況とは言えない時期から、不況不況と言われ続けて、その呪いが成就したかのように本当に経済不況になってしまった日本で、「弱者の戦略」という言葉がそれを必要としない、あるいは使えない人の目に止まるようになってきた感じがします。
リアルやWEBで見聞きしたり読んだり、新しい書籍タイトルに含まれていたり、セミナータイトルに使われていたりするようになっているからです。

どうも、喫茶柊のマスター、えいすけです。
ビジネス、エンタメ、地域振興など、幅広く総合研究をしていて、それらのアドバイザーもしています。

実は、この記事は、以下の記事と同時に書かれたものです。

儲けたい・有名になりたい・幸せになりたい、と思っているのにしていないこと
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/432920870.html

というのは、同じ記事にするために書いていたんですが、明らかに内容が分けられるので、それぞれを抽出して2つの記事にしました。
だったらこっちのほうが短いのかな?と思ったら大間違いです。
上記ブログ記事のあとに、「さて、」として書いたものが主にこの記事になります。
全然「さて、」じゃなかったことは、前の記事を読むとわかります。


さて、私がよくビジネスやタレントへのコンサルティングやアドバイスで勝つために練る戦略は、
ランチェスター、孫子、無外流、陽明学を基にしていますが、これらは「弱者」に指導、助言する時のものです。

業種、ジャンル、店舗や商品系列などで競合がある場合、一位ではない企業や個人が弱者です。
つまり、一部上場の超一流とされている企業でもほとんどが弱者であるわけです。
ここを勘違いして「経済的に弱い立場=弱者」として扱われていることが最近、多々あります。
この勘違いのまま、弱者の戦略を使うと経済的にも社会的にも深刻なダメージを負うことがあります。
「生兵法は怪我の元」ということになるわけです。

基本的に、本を買ったりセミナーに行ったり、私にお金を払ったりして聞くまでもなく、事業戦略などをネットで調べてもわかりますが、「弱者の戦略」は考え抜くことで費用を抑えることはできますが、各業種ごと、あるいは活動ごとに一定の費用はかかります。必ずかかります。

素晴らしいコンテンツで、スポンサーを得られるという幸運があったとしても、費用をまったくかけない、というのは無理な話しです。

ものすごくあたりまえなことをあまりにも多くの人が後回しにしたり、目をそらして逃避したりしていますが、弱者の戦略を取るならば、企業でも個人でも、その戦略のためにお金をかけなくてはいけません。

といって、戦略を勉強するために費用と時間を使う必要はありません。
概要は知っておくべきですが、それも必要条件ではありません。
すでにエキスパートがいることにお金と時間を割くのはマイナスです。

戦略を練ってもらうために
余計なことを省くために
足りないところを補うために
専門家に費用を払って頼むことで、弱者はすばやく戦略を得て、現状打破、集中突破の成果を得ることが可能になるのです。

具体的に事業や活動が動いているなら、事業や活動そのものの客観的判定、ホームページ、ポスター、チラシ、イベント内容、商品のコピー、セールスライティング、経営者や面接官、従業員のあり方、社則、コンプライアンス、業務や資金の流れ、登用している人材などの見直し、ダメ出し、改善プランなどを専門的に依頼する必要もあります。

これは経験上で言ってかまわないと思いますんで書きますが、うまく動かない、うまくいかない場合は、どれかではなく、だいたい全部ダメです。
本人たちは気付かず「ここがうまくいけば」とか「あと少し」とか思ってますが、素人が見ても、びっくりするくらい、全部ダメなことがほとんどです。
大企業でもこれは変わりません。

これからスタートする人や、まだたいして成果が出ていない人は、今のうちにやっていることを専門的に診てもらうことをお勧めします。
なぜかと言うと、規模が小さいうちは費用が小さく済むからです。
(チェックする工数が少ないほど安くなる、など)

診てもらうだけで、1年で300万円損していたところがゼロに、なんてのはザラです。
とにかくうまくいっていない企業や個人は、それが事業であれ活動であれ、無駄が多く余計なことをしすぎていて、必要なことや大事なことが抜け落ちています。

ちなみに、なにかやっていてまったく損が出ていなくても利益を上げていない場合、その人は働いているので、300万円くらいの収益機会を損失していることにはなると思いますよ。

私が思う経営者は、年収問わず、可分所得120万円くらいは得ていてほしいところです。
毎月10万円、自由に使えるお金があって、120日分(日割りで8時間)、自由に使える時間があって、はじめて自立した経営者と言えると個人的には思いますし、それを目指せる指導、助言をしています。
弱者の場合は、です。

大きな勘違いは、自分も弱者の戦略が使えると思っている意識高い系プアです。
大きな組織と対等と思っている社会的にも経済的にも無価値に等しい集団や、天才と同じことができると思っている凡人ほど、始末におえない貧困者はいません。
資産や資金があっても自分のためになにかしてくれた人に手間賃を惜しむ人はすべからく貧困者です。
成功しない人です。近くにいてもメリットは一切ありません。
それがたとえメディアや雑誌に取り上げられたことのある有名人でもです。

なぜなら、自らの貧困に周囲を巻き込むからです。
そのルールで周囲の人を染めてしまうからです。
そんな事業や活動に手を貸すメリットはまったくありません。
思いあたるところがある人は、今、この瞬間に離れる決意をしてかまいません。

大企業であってもその体裁を守るために年金に手を出しているような一部上場企業も多いです。
これが貧困に社員や株主などを巻き込む典型例と言えるかもしれません。
働くだけ働いて、いざリタイアの時に
「実は年金使い込んでましたから天引きしてた分すら出せません!」
と告白する企業が今後続出するはずです。
勤め人は、自分の勤務先についてよく調べておいたほうがいいですよ。
けっこう大きいところまで危ういので。

書いているとおり、弱者は一位にならない限り弱者です。
弱者の戦略は使うことができれば絶大な効果を発揮します。
使うためにはコストが必ずかかります。
これが基本です。

では、この戦略のためにコストを使えない企業や個人は弱者でしょうか?

違います。

私はコストをかけられない弱者(挑戦者)にもなれない状況の企業や個人を「貧者(ひんじゃ)」と呼んでいます。

貧者には弱者の戦略は使えません。
でも、安心してください。
貧者には貧者のやり方があります。

これもゼロコストってことはありませんが、強者が1000万円のところを100万円で挑めるのが弱者とすれば、
20〜30万円で挑めるのが貧者の戦略と言えます。
バイトを頑張ればなんとかなりますね。
カジれるスネがあるならかじりましょう。これが貧者の戦略の一歩目です。
超最低限の資金を調達すること。

貧者の戦略も知ったところでほとんどの人が実行しません。
どの有効な手段、方法、レッスンなどに対してもそうですが、まず、お金を用意する、ということをしない。

弱者は強者の真似をして失敗し、貧者は弱者の真似をして失敗するものです。
お金を同等にかけずに真似しても失敗するだけです。
同等にお金を出しても、戦略が間違っていれば失敗します。

まずは身の程を知ることです。

そして、自分が取れる戦略が強者なのか、弱者なのか、貧者なのか、トップから滑り落ちたのか、トップになっているのか、まったくコストがかけられない状態なのか、ひねり出せばいくらかあるのか、など、自分の今を知れば、なにをすればいいのかわかってきます。
そうすると、どんな人に手伝ってもらえばいいかもわかってくるものです。

どんな専門家も、自分をさらさない人に正しい戦略は組み立てられないのです。

弱者の戦略を知ろうとしている、あるいはやろうとしているほとんどの人が貧者だと思います。

強者を射程距離におけるのが弱者と言えます。
あなたの射程距離で強者(ナンバー1)が狙えますか?

勘違いのまま、弱者の戦略を使うと経済的にも社会的にも深刻なダメージを負うことがあります。
「生兵法は怪我の元」ということになるわけです。

くれぐれも気をつけてくださいね。




喫茶柊/柊PROJECT(ひいらぎぷろじぇくと)
渡辺英輔
東京都大田区下丸子1-14-13
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090-6023-9171
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※渡辺英輔はビジネス向けのホームページを持っていません。ビジネス相談のお問い合わせはメールでお問い合わせの上、ご来店になってお話しください。




posted by マスター at 03:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 柊PROJECT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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