2016年03月22日

ファミレスからカフェ業態への移行

デニーズ、2百店閉鎖していた!最近やたらと目にする、駅から遠くて高いカフェ急増の謎
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14322_2.html

実は、ファミレスからカフェ業態への移行については、話題になったりこういう記事が出るずいぶん前に喫茶柊でけっこう話していました。
すでに喫茶店を継いだ私に、是非に、と、某カフェチェーンのリサーチと分析を依頼された件については、何人かのお客さんと話していました。もちろん、話していい内容だけ。
さらに慎重に、それについて話していいかも確認をしたうえで、ですが。

さすがにブログには、リサーチ内容や分析結果のようなことは書けませんが、個人の喫茶店のマスターとしての感想なら書けますので、それを。

本音で書きますが、喫茶柊を考えたときに、単価の高いカフェチェーンが増えるのは大歓迎です。
うまく表現できませんが、こういうチェーン店舗が増えると、「間違って個人の喫茶店を利用しちゃうお客さん」が減ると推測できるからです。
これは本当にありがたい。

これと似たような現象として、コンビニのセルフスタイルのコーヒーも個人の喫茶店の売り上げをあげる場合も多かったはずです。
安ければいい人との住み分けみたいなのが起こると、それなりにまっとうにやっている喫茶店なら福音になったはずなんです。

これは肌感なんですが、「間違って個人の喫茶店を利用しちゃうお客さん」が限りなく減ると、お店のイメージが保たれるというか、(店主や店員ではなく)お店自体のストレスが減ると感じるんですね。

なんちゃら戦略で喫茶柊のある地域には某コンビニが出店し続けてまして、そのたびに売り上げ上がりましたもん。
そのコンビニから受けた恩恵は、人の導線が増えたことで喫茶柊の前を通る人も増え、お店を知っていただく機会が激増したことです。
一円も広告費を払ってないのにありがたいことです。

少し話しを横道にそらしますが、私も犬の散歩のときとかに利用することを前提に書いちゃいますが、セルフで100円のコーヒーはぼったくりですよね。(言いすぎ)
淹れてもらって、運んでもらって、片付ける手間もなく、のんびりする場所が借りられて、勉強とかお話しとかできたり、漫画や小説が書けたりして、400円〜700円という価値になってると思うんですよ。
昨今では喫煙者のオアシスになることもありますよね。うちなんかはその色合いが濃い時間帯が確かにありますし。

少なくとも、淹れる、提供される、がないセルフだったら、原価厨みたいなことを書きますが、40円がいいとこです。
それを100円って。
原価で言えば、ブラックサンダーやチロルチョコのほうがよっぽど良心的です。
とか思いながら、利用するんで、知的遊びができた分で100円は安くなるんですけどね。(おまえのはなしはわからん)

さて、話しを戻して。
ファミレス業界が縮小の方向に舵を切って、かわりに高い単価の取れるカフェ業態に移行するのは、私にとっては大歓迎として、ここからはちょっと怖い話しをしましょう。

現在のお試し期間(広報期間)みたいなのが終わると、フランチャイズの営業が活発化していきます。
本社的には不動産系のビジネスとリスクのほとんどない集金システムを確保できるので、ファミレスで減収した分を取り返すまでは行かなくても母体の経営を維持することはできます。

不動産系のビジネスについては興味があればマクドナルドの経営とかを各自勉強してもらうとして割愛しますが、リスクのほとんどない集金システムのほうは、気をつけなくてはいけませんよ。
コンビニのオーナーが、実は24時間いつでも使える従業員化していて、ブラックなサラリーマン以上にブラックな状態で働くことも少なくない、というのは、オーナーにならなそうな人はよく知っている話しです。

なので、こういう記事を書いても、カフェチェーンのオーナーにならなそうな人には届くんですが、なりそうな人はおそらく一生読まないし、知識としてどこからも得ない、というのは、わかってはいるんです。
でも、家族や親戚、友人などがもし、ビジネスに詳しくなく、接客や人づきあいがあんまり得意ではないのに、フランチャイズに手を出そうとしていたら止められるだろう、というかすかな希望を抱きつつ、書き進めます。

本社は損をしない仕組みの中で、うまいこと利益を出しているフランチャイズオーナーはごく一部です。
中には何店舗も展開している豪傑もいますが、それは経営というものをそもそも知っているから、というかそのセンスを身につけているからです。知識や技術ではなく実戦力を持っているんです。

悪徳ばかりではなく、一般的な専門スクールや各種養成所と、集金システムはほとんど変わりがありません。
たぶん、土地やお金があっただけでオーナーになっちゃてひどく疲れる失敗をする人たちの全員が、高い授業料を支払って99%以上が「何にもなれない」様子を「バカなことしてないで地道に働け」と言えると思うんです。
でも、自分の踏み込む業態が、ほとんど同じシステムの中にあることに気付けないんです。
むしろ、もっとひどいのは、スクールや養成所では知識や技術は確実に学べるんですがこれがない。
学ぶ環境であれば、いつか役立つ時があるかもしれない知識や技術というツールは手に入ります。真面目にやれば。
フランチャイズのお仕事になると、真面目にやってもこれがない。
サラリーマンと変わりません。
他で通用しないし、独立しても使える人脈すら残らないんです。
サラリーマンより悪いのは、その後、サラリーマン(雇われて働く人)になりにくくなることです。
再出発をサラリーマンにすることがしにくくなるし、再起のための期間、人に雇われて働くことをしにくくなるわけです。

フランチャイズ中、後のオーナーは、30には届く数の相談者としていましたので、カフェ業態への移行、ということは、同じことが違う姿をして繰り返すだろうな、と危惧したわけです。

しかし、このシステムを作ったり利用している企業が悪いわけではありません。

苛烈なことを書きますが、なんでも、ビジネスの勉強もせず、対人ビジネスの経験や身につけているスキルもなくはじめれば、失敗するんです。

やるなら、自分にその資格はあるか、を考えることが重要です。
勉強は足りているか、対人接客を繰り返す覚悟はあるか、などなど。

チェーン店舗で利益を出す=回転率をギリギリまで上げるビジネスをする、なんてのは、素人には無理なんですよ。
即席では名前だけのオーナーに確実になりますから、お話しに乗れるだけの資産、資金があっても、軽々に踏み込まないほうが身のためかもしれませんね。

私的にはカフェチェーンが増えるのは大歓迎です。
早々に潰れられると困るので、適性のあるオーナー、よい店長で事業展開することを望みます。


喫茶柊/柊PROJECT(ひいらぎぷろじぇくと)
渡辺英輔
東京都大田区下丸子1-14-13
03-3759-5408
090-6023-9171
hiiragiproject@gmail.com

MAIL


エンタメ向けホームページ
http://hiiragiproject.jimdo.com/
※渡辺英輔はビジネス向けのホームページを持っていません。ビジネス相談のお問い合わせはメールでお問い合わせの上、ご来店になってお話しください。


posted by マスター at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 柊PROJECT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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