2011年08月26日

被災児童支援

被災児童の文房具を購入します。

ご協力お願いします。

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写真 絆プロジェクトより

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写真 絆プロジェクトより



学童文房具購入支援 2011年9月分 980円


振込先

三菱UFJ銀行 蒲田駅前支店
口座番号 3634013
普通(店番 362)
ワタナベエイスケ

喫茶柊での直接の受領もいたします。
祝日を除く月-金 18時以降
http://www.chance2you.net/hiiragi

※物品での寄付は受け付けていません。
新品の文房具を購入します。


寄付していただいた方で、ご希望があればサイトやブログの紹介を承ります。
URLを添えてメールをお送りください。


絆プロジェクト

みんな地球の子どもじゃん
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2011年04月05日

幼いお子さんの様子に応じた関わり

幼いお子さんの様子に応じた関わり
東京学芸大学教授 臨床心理士 小林正幸


この文書は、「東北関東大震災特設 先生のためのメール相談(http://for-supporters.net/)」の、
コラムの内容を文章化したものです。

被災地にいらっしゃる方々の助けになりますよう、印刷・配布してもかまいません。
また、上記のサイトより、今回の災害に関しての子どものケアについて、相談することができます。
ぜひご利用ください。

★はじめに
「サイコロジカル・ファーストエイド 付録」「サイコロジカル・ファーストエイド 実施の手引き 第2版」
(Psychological First Aid ; PFA)
を参考に、一部を、支援者である学校の先生に分かりやすい表現にしております。
被災地では、この資料の全てをダウンロードして入手できないかもしれません。そこで、簡単に画面を眺めればすむようにしたものです。
以下に、この原版の資料入手先となるURLを明示します。そちらが入手できる方は、その資料の方が充実しております。それを参考になさってください。
http://www.j-hits.org/psychological/index.html

大人が幼いお子さんの様子に応じて、こんなふうに関われたらいいなぁと思うことを、お伝えしていきます。
くれぐれも言いますが、これから述べていくこと全てを、「お子さんにしなければならない」なんて思わないでください。
第一、頭ではこのようにしたいと思っていても、できないことはありますね。
それどころか、その逆のことをしてしまって、「しまった」と、頭を抱えることもあるのが普通です。
完全であろうなんて思わないでください。
「こっちの方が良いんだ」と分かっているだけで、もうそれで十分なのです。

★支援者がお子さんの支援のためにご家族にできること
支援者、学校の先生など、他人ができることと、ご家族でしかできないことがあります。
保護者に「○○をするように」と指導するのは、ご家族に行う支援にはなりません。

「このようなお子さんには、このように関わると良いかも・・・」と、関わりのモデルを目の前でしてみせるのです。
そして、お子さんを穏やかな笑顔に導いていくこと、これが子どもに関わる先生方に求められる専門性だと思います。
親子関係は何年もかけて作られてきたものです。
「こうしてください」と言われて、保護者が急に変われるものでありません。
ですので、ご自分がしてみせて、変化をさせて実績を目の当たりにさせてから、コツを伝えてください。

★1:睡眠の問題
【状態】
布団に入りたがらない。ひとりで寝るのを嫌がる。夜中に叫んで目を覚ます。
ぐずぐずいつまでも寝ない。ひとりでは寝たがらない。夜中にすぐ目を覚ます。大きな叫び声をあげて起きる。

【関わり】

▼一緒に寝るように勧めます。
一緒に寝るのは、小さい子と思っている年齢のお子さんであったら、恥ずかしく感じるかも知れません。
それを恥ずかしがって嫌がるようなときは、「寂しいから一緒に寝てくれないかなぁ」と、
大人の方がお願いする形で誘う方が良いかも知れません。

▼眠る前の習慣を工夫するようにご家族に促します。
布団に入る前に、お子さんが好む儀式「本を読み聞かせる」「お祈りをする」「添い寝をする」などを、
毎日続けるようにして、習慣にするように勧めます。
これまでの生活が変わってしまったので、先の見通しが持てなくなっているのです。
眠る前にいつも行うことがあることで、
お子さんは、「これからお布団に入るんだ」という見通し、気持ちの準備ができるようになります。

▼抱っこしましょう。(眠る前にむずかったときも、夜中に目を覚ました時も・・・)
「そばにいるよー」「どこにも行かないよー」「平気だよー」「守ってあげるからね」などと、安心させる言葉をゆったりとした口調で語りかけてください。
ゆったりと、語尾を少し延ばすような感じでの語りが良いように思います。
もう大丈夫、安全だと感じられれば、眠りにつくことができますので、このように保護者にお伝えください。

★2:おびえたとき

【状態】
何か悪いことが起きるのではないかとびくびくしている。親の後を追いまわす。離れたがらない。

【関わり】

▼一緒にいること、大丈夫だと言うことが一番大事です。
保護者が一緒にいられるときには、一緒にいるように勧めましょう。

▼「今はもう大丈夫」とお子さんと自分に言い聞かせてください。

▼トイレなどのときに親御さんが少し席を外すときも、親御さんに代わって
「こわいのね」
「行ってほしくないんだね。今は大丈夫。必ず戻って来るからね」
「ママは、○○ちゃんのことが大好きだよ」
「ママはずっーと一緒だからね」と声をかけるように勧めてください。
また、周囲の支援者にもこのような声をかけるように促したいですね。

▼親御さんがその場を離れるときは、
支援者が、いつ、どこに行き、何時にもどるのかを家族に聞き、それをお子さんに伝えるようにします。
そして、支援者など誰かが、お子さんの近くにいつもいるようにしましょう。

▼支援者や親御さんが、
消防、警察の人やボランティアのおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さんなどが、
お子さんや親御さんのために、どんなにがんばっているかを優しく話しかけてみましょう。
「だから・・・大丈夫」と結んでください。
話しかけているうちに、語っている大人の側が安心してきます。

▼一緒に、明日の準備をするなど、何か明日につながる希望が持てることをしましょう。

★3:食の問題

【状態】
食べ過ぎる、食べない

【関わり】

リラックスが大事。あせらないで、くつろぐことです

▼リラックスするように勧めしましょう。
親子共にリラックスさせるが大事です。軽い体操や、親子でマッサージをするように勧めるのも一つの方法です。
支援者が親御さんをマッサージし、親御さんがお子さんをマッサージするというようなことをしても良いでしょう。
こちらの情報提供のページの中の「支援者の方向け」には「避難所でできる遊び」がありますが、
支援者が一緒に遊ぶこともリラックスをさせる大事な関わりです。

▼食事の時間は楽しく、くつろいだものにしましょう。
支援者たちも、一緒の場合は、楽しい会話を心がけます。

▼近くに、身体に良いおやつなどを置いておきましょう。
幼いお子さんは動きながら食べるものです。

▼明らかに体重が減っているときは、診察を受けるように促す必要があります。

★4:赤ちゃん返り

【状態】 
以前にできていたことができなくなる。

【関わり】
「できる、できない」を問題にしない

▼大人が無理強いをしてはいけません。かえって逆効果になります。
ただ、親御さんは、不安と余裕がない場合ほど、
わざと、大人を困らせるためにそうしているかのように思えて、腹を立ててしまうことも少なくありません。
「こんなに大変なのに、これ以上大変にしないで!」と言いたくなるかも知れません。

支援者は、その気持ちを酌みましょう。
「親御さんとしては、そう言いたいですよねー。
ただ、かえって、できなくなちゃうかも知れませんよ」と温かく諫めてください。

▼おまるが使えない、一人で行けていた場所に行けなくなったり、着替えを手伝ってほしいなどなど、
そのときに、「できる・できない」を問題にしないことが大原則です。

それよりも、必要なことは、
理解されていること:「前はできていたのに、したくなくなっちゃったんだね」。
受け入れられていること:「そういうときもあるよねー」
愛されていること:「お母さんは、○○ちゃんを大好きだから、一人でしてもらいたいんだと思うよ」「大好きだから、そう言うんだろうね」
手伝ってもらえることを示す:「お母さんに手伝ってもらえるようにお願いして見ようか?」
「私が手伝っても良いか、お母さんに尋ねてもいいかな?」

▼できなくなったことは、安心感が増すにつれて、回復するものです。
「一度覚えたことは、よっぽど年をとらないと、できなくなるなんてことないですよねー」
「それができない大人なんていないですよねぇ」とのんびりとした口調で、親子に関わってください。

★5:危険なことをする

【状態】
かえって危ないことをする

【関わり】
危険な行為は止めるのは当然ですがーどう止めさせるかが問題です。

▼子どもの安全を守ってください。
落ち着いて子どもに近づき、必要なら抱きとめてください。
後ろから抱えます。身体全体で包むように抱えます。

▼その行為が危険であること、そのお子さんが大切な存在であること、
大人がお子さんの安全を願っていることを、伝えましょう。
「元気なのは本当に嬉しいよ。でも、○○ちゃんはとても大切な人なんだよ。
危ないことをしたら、悲しいよ。私を安心させてくれないかな」

▼別のもっといい方法で、支援者や保護者の関心がお子さんに向くように、
お子さんに何か一緒に作業をして、たくさん褒めていきましょう。


▼災害のときの大変だったことを、繰り返し語る子もいます。
もし、その話に耐えられるなら、そのお子さんの語る世界を否定せず、その「語り」に耳を傾けましょう。
全てを傾聴しなくても良いのですが、「そうなの」「そうだったの」と、頷いて聞くようにします。


▼子どもが暴力的な遊びをしているときは、子どもの感情に注目し、お子さんの感情やご自分の感情を正直に表現し、言葉で表現ができるように手助けしたいと思います。
「恐いね」「嫌だよね」「腹が立つね」「心配だよね」などです。
その上で、そばにいて抱っこしてたり、なだめたりして、お子さんもを支えてたいですね。

▼激しく動揺する、上の空になる
同じ怖い場面を繰り返すなどの場合は、子どもを落ち着かせ、安全であることを伝えます。
この場合は、専門家への相談を考えてください。
posted by マスター at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月03日

全国でできる子どものこころのケア

全国でできる子どものこころのケア

東京学芸大学教授 臨床心理士 小林正幸
この文書は、
「東北関東大震災特設 先生のためのメール相談(http://for-supporters.net/)」の、
コラムの内容をword化したものです。

被災地にいらっしゃる方々の助けになりますよう、印刷・配布して頂いてかまいません。
また、上記のサイトより、今回の災害に関しての子どものケアについて、相談することができます。
ぜひご利用ください。

◆被災地からの距離を比較して我慢しないようにしましょう。

自分よりも大変な思いをしている地域があることを、テレビを見て知ります。
自分よりも大変な思いをしてる地域があることを、テレビを見て知ります。
もっともっとつらい思いをしてる人がいるんだから、「私はがまんしなければいけないんだ」と考えます。
日本人の美徳ですね。
でも、 今回の災害は、その大きさが尋常なかったのです。
被災した人は、どなたでもそうでしょう。
でも、たとえ被害が軽く済んだとしても、恐ろしい思いをしていたのです。

◆恐怖は、人との比較でその大きさが決まるのではありせん。

どれほど、遠い地域でも、どれほどの軽微な被害でも、恐いものは恐いのです。
恐いと言っていいのです。
泣いていいし、叫んだっていいのです。
それは、お子さんは当然。大人も一緒なのです。

◆被害が軽かった地域での子どもに必要なこと

今の時期に恐いと訴えて、落ち着きをなくしているお子さんの反応は、とても自然です。
身体で感じる恐さに寄り添い、誰かに安心を与えてもらえれば、 時間の経過とともに癒されていきます。

先生へのお願いです。
保護者の方々にもお願いです。
他の地域と比較して、「もっとつらい思いをしている人たちがいるんだよ」という形で、お子さんの示すさまざまな不安や恐さ、その辛さから示す欲求不満を我慢させないでください。

たとえ被害が軽かった地域でも、お子さんたちは、テレビの映像にさらされました。
それは映画の作り物ではありません。
大人たちは楽しんで見てはいません。
その余裕のなさが、子どもの不安を増してきています。

被災地からどれほど遠くでも、お子さんが災害前よりも不安が高かったり、我ままを言うようになったときは、その恐怖を認め、安心を与えるということを大切になさってください。
援助にあたっている大人たちも同じです。
つらさや恐怖は、人と比べないことが大事なのです。

◆子どもの恐さについて

子どもの恐さについては、全国的に配慮をお願いします。
今回のような大規模な震災では、 客観的には比較的無事だったと思われるお子さんたち(身近に亡くなった人などがいない場合や生活に支障がない場合)でも、恐怖感などは、尋常なものではありません。

揺れを体験したり、その後で、映像で津波が迫る映像や原発の水素爆発をくりかえし見たりしたことで起きた恐怖感は、尋常なものではありません。
大人たちもそうなのです。
普段に比べて妙に元気になったり、妙に幼くなったりするのは当然だと考えましょう。

怒りっぽくなってしまったり、涙ばかり出てしまうこともあるでしょう。
お子さんを怒ってしまったり、妙に涙もろくなったり、自分はダメだと思ったり、イライラしたり、でも、そういう自分はそれで今は良いのです。
不安にかられて、急にお子さんを抱きしめたり、そんな普段ではない自分がいるお母さんやお父さんになっているかも知れません。

でも、それはそれで良いんです。
自分で自分にOKと言いましょう。

今は今のままで良いのです。
それで十分です。
そして、その上で、目の前のお子さんに、あなたはそれでOKと言いましょう。
お子さんは今のお子さんで十分なのです。


◆朝の健康観察を丁寧に

学校の方、保護者の方へのお願いです。
朝の健康状態を丁寧に見てください。
阪神淡路大震災の際の心理ケア電話相談に携わった体験から言えることですが、仮に遠方であっても、心理的に脆弱な方ほど、早い段階から身体的な不調を示す場合が多かったように思います。

◆影響を与える周囲の大人の様子

地震以後、保護者や教師を始め、周囲の大人とどのような時間を過ごしたのかによって、お子さんの様相は違ってきます。
親族や親しい者が東北など被災地方面にいる場合、安否確認で保護者の形相が変わってしまう場合もあります。
ご家族と被災地との関係のあり方で、心のダメージは違ってきます。

◆大人が子どもの見本になる

今回の震災を、ご家庭や教師や周囲の大人たちが、どのように理解し、どのように語っているのか(その内容よりも、情緒的な面での大人の不安や緊張などの方が影響が大きいのですが)
という辺りが、子どもの不安や緊張の程度を増幅させるか、減弱させるのかを分けます。

◆健康に注意をはらいましょう。

朝の挨拶のあと、いつもより時間をとり、「ゆっくり眠れた?」「調子が悪いことはないかな?」
と、身体面に注目するようになさってください。

◆お子さんの表情がいつもと違うときは

お子さんの表情を見取りながら、
「心配なことはなーい?」「浮かない顔しているね」などと、表情面から受け取れることを表現なさってください。

◆元気過ぎるのも心配です

お子さんによっては、妙に元気な感じに思えることもありますが、
これは覚醒が亢進した状態「過覚醒」とお考えください。
いつもよりもゆったりとした口調で、そのようなお子さんには応じていただければと思います。

東北関東大震災特設 先生のためのメール相談http://for-supporters.net/)」
上記のサイトより、今回の災害に関しての子どものケアについて、相談することができます。
ぜひご利用ください。

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被災地でできる子どもの心のケア(全5回)

第1回 身体面からのこころのケア
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/192691026.html

第2回 辛さを受け止める(1)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/192935967.html

第3回 辛さを受け止める(2)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/193431494.html

第4回 不安や恐怖について(1)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/193650809.html

第5回 不安や恐怖について(2)(3)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/193722716.html

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【心理的支援PDF】
サイコロジカル・ファーストエイド(PFA)は地震直後などに行うことのできる効果の知られた心理的支援の方法を、必要な部分だけ取り出して使えるように構成したものです。
http://p.tl/zmaT
これから個人でボランティアに行くつもりの人は読んでおいてください。

もっと詳しくお知りになりたい場合は「兵庫県こころのケアセンター」に日本語第2版があります。
http://www.j-hits.org/psychological/index.html
被災地ではダウンロードできないかもしれません。

明日は要約
「幼いお子さんの様子に応じた関わり」
を載せますが、いずれにせよ、「こうしなければいけないんだ」とは思わず、知っておくことで、出来なくても「こうすればよかったんだ」と気づけるようになるのが重要です。

緊急時や非常時に頭で考えたり、知識として持っていることをできる人は少数です。
どうすればいいのか自分や子どもに対してわからなくなったときの迷う時間を減らすもの、程度に考えてください。

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こうした有効な手引書や過去の震災のレポートは、ばらばらに点在し、落ち着けば探して入手可能になりますが、本当の緊急時には目の前にないことがほとんどです。

事前にそろっていれば流言や風評を少しは防げると思うのですが、マスメディアはあくまで「ニュース」を流し、どんなに深刻な内容でも時間によっては「ショー」にしてしまいます。

アーカイブは、私たちが経験したことをその直後からしていくことが重要なのではないかと考えます。

与えられた情報をどう扱うか、は、過去に学ぶ、集積することも含まれます。

必要なものをあなたのブログやウェブサイトにも集め、「ここにはこういうものがある」と発信してください。

これから私たちが今よりも無力でなくなるために。

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渡辺英輔

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