2011年04月02日

被災地でできる子どもの心のケア(第5回)

「被災地でできる子どもの心のケア」の内容は、被災地以外の子ども、家族間、友人や知人、同僚や部下にも有効な「気づかい」が含まれています。

頑張ろうというメッセージは、震災に限らず、事実があり、すでに行動を起こしている人にはあまり有効ではありません。

また、祈りや願いはあいまいなものです。
絆というのは放送や文章やロゴだけで築けるものではありません。

コミュニティにそういったものを落とし込みすぎると、手の触れられるほど近くにいる人の異変に気づけなくなることもあります。

また、コミュニティそのものへの参加やコミュ同士の合流への足かせになる場合もあります。
特に日本人はこの傾向が強くみられます。

志を高く持つのはいいことです。
しかし、その前に、もっと緊急性を持った事柄が身近にあるのではないか、と考えることが必要です。

目的は明らかです。

アクションごとに細分化されるのは悪いことではありません。
しかし、方法・手段はさまざまでも義援金を集める、というのはひとつのアクションでしかありません。長期に行われるでしょうが、自治体が復旧を始めれば個別の寄付を求めるようになるでしょう。
そのことも忘れず、長く支援を続けるよう、息切れしない程度に続けることが必要です。

震災復興と考えたときに、義援金募金に関わることは、多くの人にとっては間接支援になります。
物資は直接支援のひとつです。
個別の寄付や就業支援、起業支援、就学支援、自治体や地域への受け入れなどさまざまに自分の経験やスキルを活かせる、あるいは労力や時間を提供する状況がこれから見えてくるでしょう。
経済活動と心のケアを十全に行いつつ、支援も続けなくてはいけないのです。
あの時、義援金を寄付したから、関係ないよ、としてはいけません。

環境と心の健康はあらゆるものの土台です。

これなくして復興を長く支えることは出来ません。
経済活動を行うことも出来ません。
就職活動や勉学、夢を実現するパワーや芸術活動も周囲の環境や理解、自身の心身の健康が支えになります。

では、本題です。

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東京学芸大学教授 臨床心理士の小林正幸さんより
掲載の許可は取っています。

子供を中心に書いてありますが、大人の方にも有効に働くと思います。
被災地にいないお子さんも、心のケアは必要になっています。

現地での心理的支援(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)に比べれば難しいことは書いてありませんので、是非お読みください。(PFAのまとめは最下段にPDFリンクがあります)


第1回 身体面からのこころのケア
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/192691026.html

第2回 辛さを受け止める(1)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/192935967.html

第3回 辛さを受け止める(2)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/193431494.html

第4回 不安や恐怖について(1)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/193650809.html


第5回 不安や恐怖について(2)(3)

◆子どもが怖い時に示す2つのパターン
恐怖に襲われたとき、子どもには大きく2通りのパターンがあります。
@おびえたり、こわがったりする様子が明らかに見える状態
Aあっけらかんとしていて、元気でいて、なんでもないようにみえる状態

おびえたり、こわがったりする様子を示すお子さんを、大人は、こんなにおびえてしまうなんて、深い心の傷を負ってしまい、大変な事になるのではないかと心配になるかも知れません。
でも、本当に恐い体験をすれば、@のように、ショックを受けて、過敏になるのは当然なのです。

◆@おびえる子どもの状態の意味
大人だって、余震にさらされていると、いつも身体が揺れているように感じる人もいます。
普段とは違う眠りになっている人も多いと思います。

子どもはもっとそうです。
地震警戒情報のベルが鳴ると、大人は急に真顔になって、恐い顔をします。
また、地震の揺れが来ると、一番ひどかった揺れのときに起きた恐かった感覚が蘇ります。
テレビでは、地震や津波の映像が絶え間なく流れてきます。
津波の映像は流石に減ってきました。でも、大変な映像がこれでもかと流れてきます。

大人は今起きたものか、以前に起きたものかの区別ができます。
文字が読めなかったら、いつ起きたことかは、分かりません。
そして、一緒に見ている大人たちは笑い顔が消え、真剣な眼差しでそれを眺めます。
1週間経過した中のテレビ映像の中には、まだ、豆粒のようですが、人が流されていく姿が写り込んでいるものがありました。
大人は多分、それに気付かないのでしょう。
テレビのディレクターは気づいていないの で、放映してしまうのでしょう。
子どもの中には、それに気付いてしまう子どももいるかも知れません。
傍らにいる大人は、繰り返し水素爆発をする原子力発電所を恐がって見ています。
それは繰り返し、繰り返し爆発しています。毎日、ヘリコプターや消防車がそこに水をかけています。
繰り返し繰り返し、いつまで経っても消えません。

被災地が近いほど、この映像は大人を混乱させます。
子どもは、恐がる大人の姿を見て、もっと恐く感じます。


そのような不快感を含めて、言葉で表現できない幼い場合ほど、この感情が強いほど、言葉では説明できません。

態度で示さないと、周囲の大人には、自分が恐いことを分かってもらえません。
ぐずったり、泣いたり、逃げ回ったり、怒ってみたり―
そのように振舞うようになるのは、ごくごく当たり前なのです。
この状態は、完全に安心だと感じるようになってから、数か月で消えていきます。
それまでの期間を、急性ストレスと呼びます。
恐いときに、恐いと表現すること、これはむしろ健康なのです。

◆@おびえる子どもにできること
おびえを表すお子さんには、 安心を与えるよう、 よりそいましょう。
いつもより、 幼い状態を示したり、大人を困らせたりすることがあるかもしれません。
これは、幼く扱ってほしい、面倒をみてほしいということです。
ですから、お子さんの傍らにいて、安心を与えることを、第 1に考えてください。

「泣いてもいいんだよ」「怒って もいいんだよ」「怖がってもいいんだよ」「守りたいんだよ」
という気持ちで関わりたいですね。


(3)あっけらかんとしている子ども

◆Aあっけらかんとしている子どもの状態の意味
これはショック を感じないようにして、身を守る防衛が働いている姿かも知れません。
お子さんは、そのようにして、ちゃんと身を守っているのだと理解したいと思います。

ところが、大人が安全とおちつきをとりもどしたころになってから、ぐずぐず言い始めたり、わがままなふるまいをしたりすることがあります。
むしろ、それはよいことだと認識しましょう。


それまで恐さを周りに表現できなかったのです。表現するのを我慢していたのです。
大人のことを心配していて、迷惑をかけないようにしてくれていたのかも知れません。
ありがたいですね。

◆Aあっけらかんとしている子どもにできること
あっけらかんとしているからといって、恐くない、大丈夫だとは考えず、あたたかく接しましょう。
お子さんにかける言葉に込める気持ちは、皆、同じです。
「大丈夫だからね」「守るからね」というような心持ちで、そんな眼差しで、見守ってください。

後で、わがままがでてきたら、後で、不安が出てきたら、身体に症状が出てきたら、そこで、できることは、おびえる子どもにできることと同じになります。
わがままをすべてOKすることはないのですが、わがままを言いたい、甘えたい、ことを受け止めるのです。

でも、今、あっけらかんとして、平静だからといって、必ず、後でおかしくなるなんて考えないでください。
とてもタフなお子さんかも知れません。とても神経が太い大器晩成かも知れません。



[被災地でできる子どもの心のケア 了]

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次回は「全国でできる子どもの心のケア」となります。
これは被災地以外の子どもへの文章になりますが、大人同士にも有効な働きかけができます。

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大田区下丸子にも一人暮らしをしている方が多くいます。

ご家族に連絡をしたり、友人とバカ話をしたりしてください。

それでも精神的にも物理的にも暗い夜道が怖かったら、遠回りでも商店街を通ったり、心身の自衛をはかってください。

また、商店街で夜も営業しているお店は、受け入れる姿勢を示してください。
これは店舗ごとの工夫だけでは難しいですから、地域でアイデアを出し合ってみてください。
これを機会に、地域での触れ合いも増えれば、少しは明るい材料になるでしょう。

私が夜、マスターをしている柊は、商店街から離れていますが、看板の明かりにほっとした、といってくれたお客様も何人もいらっしゃいます。

誰のための自粛か、これを考えましょう。

少しいやな考え方ですが、次になにかあったとき、経済や経営を圧迫しすぎないような自粛の仕方を得ることも重要な社会貢献だと考えます。

まっとうな考え方をする者が、ヒステリックな論調に負けない「声」を持っておくことも、これからは必要になると思います。

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付け加えるならば、アドバイザーの仕事でよく聞く

「うちはこのままでいい」

は、本当に届けなくてはいけない声を小さくし続けます。

お客様のために、家族のために、地域のために、後に続く同業者のために考えなくてはいけないのではないでしょうか。

確かに、このような「心がけ」の部分からわざわざセミナーを開いたり、高額な料金を取る半ば悪徳なコンサルタントがいたりすることも問題です。

この程度の話でしたら、私は毎日、柊でさせていただいています。
(いろいろ脱線したりしますが)

地域の方でしたら、呼ばれればお茶でも飲みながらする程度の話しです。
ネットを使えれば抽出できる程度の話しです(これが難しく、ある程度のスキルとリテラシーがいるんですが)

身近なすべてを見直してください。

今よりも笑顔の多いあなたになるヒントは、すぐそばにあるはずです。

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喫茶柊 ホットペッパー版
http://www.hotpepper.jp/strJ000608458/
夜のマスター(銀河微中年)
大田区下丸子での略歴
丸子幼稚園→矢口西小学校→矢口中学校という生粋さを持つ
いずれもうちから3分以内に行けますしね。

私は月−金 17時から颯爽登場しています。
土日祝は夜の部はないですが、希望があり、仕事が詰まってなければ開けます。
来店時に「ブログ読んだ」「実はフォロワー」など、ウェブ的なつながりを明かしてくれるとスムーズです(?)
※帰る寸前に、「ブログ、読んでます」といわれてあたふたしたことがあるので


ちょっと下丸子は遠い、あるいはシャイなあなたのために

渡辺英輔 メールアドレス

eisuke41@gmail.com


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http://www.facebook.com/EisukeWatanabe

twitter
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アメブロ
http://profile.ameba.jp/nabe-rx/

柊ブログ
http://hiiragi1978.seesaa.net/

使っていなくても、必ずチェックはしています。



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【心理的支援 PDF】
サイコロジカル・ファースト・エイド(PFA)は地震直後などに行うことのできる効果の知られた心理的支援の方法を、必要な部分だけ取り出して使えるように構成したものです。
http://p.tl/zmaT
これから個人でボランティアに行くつもりの人は読んでおいてください。






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2011年04月01日

被災地でできる子どもの心のケア(第4回)

ブログ左にあるグーグルグループについてはアメブロを読んでください。
http://ameblo.jp/nabe-rx/entry-10847876966.html
よろしくお願いしますm(__)m

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大田区下丸子の喫茶店、柊から。

唐突ですが、被災者を避難ではなく街や自治体単位で受け入れることは出来ないんですかね?

家のローンなど、最大で3年は待ってくれる、という話しも聞きますが、流されていようと全壊していようと、3年後からはローンを払わなくてはいけないケースが出てくると思うんです。

子供の教育や経済的自立を前倒しにしておかないといけないんじゃないかと。

労力、物資、資金の援助はある程度まではできるでしょうが、多くの人を一生支える経済状況にある国ではありません。

就学、就職(転職)、起業などのサポート案はどうなっているんでしょう。
国政ではそこまで手が回っていないような印象なんですが、自治体同士で連携を取って助け合ってるような話は聞くんですよ。

地域単位のNPO法人なりを作って自治体や地元企業、不動産、商店街などで連携することは出来ないんでしょうか。あと学校とか保育園、幼稚園か。

大田区にも知名人、著名人はいますし、政治を含めいろんな団体があります。
うまいこと募れば、大きな声を出せる団体というか支援グループにはなると思うんですがね。

篤志と先見を持ってことにあたっておかないと、税収も落ちて円も60円台になって、土台から崩れてきてる経済活動が上場企業に影響を及ぼしたとき、想像以上の危機がやってくるでしょう。

私は大田区に住んでいるんで、先陣を切ってわが区に元の場所では生活が不可能な方々を受け入れる行動を取ってほしいです。

自治体や企業のトップダウンと住む街の人たちのボトムアップが組み合わされば可能でしょう。

不謹慎ですが、地域の活性化や税収も増加します。
変化を受け入れないと、個人も商店も企業もたぶん、もうもちません。

不謹慎ついでに、一番にはじめることに意義があるのはもちろんとして、はじめた自治体に含まれる企業、団体、商店街、商店、個人の認知度は上がります。

下丸子を見渡すと、時間を作りやすい高齢者や学生、主婦は忙しいかな、などが見られます。
一日1時間くらいの時間をあわせて動けば相当なパワーを発揮できると思います。

地域のために協力してくれる歌手やバンドや芸術家も東京近郊にはたくさんいるでしょう。
売名だろうがなんだろうが、なりふりかまっている場合ではないので、相互に役立つなら明るく盛り上げちゃえばいいんです。悲劇が起こったことはもうわかっていることなんですから。

もちろん、専門分野の仕事は不可欠になってきます。
割引はお願いするとしても、情報や作業すべてが無料で行えるわけはありません。
それでは自治体にとって本末転倒です。

目的のための費用は必要でしょう。
寄付や税収にたよる部分は多くあるでしょうが、目に見える形で被災者の役に立てるんです。
少しは我慢、というところですね。

なにも出来なかった、しばらくしたら忘れていた、を、なくすことができる考えでもあります。

共に暮らすことで、私たちの心は震災の悲劇を忘れず、子供の教育も経済活動も守れると思うんですが、どうでしょう。

大田区で、あるいは別の自治体でやる、というなら、お声をかけてください。
一企業が包括的にいくつかの家族を、とか、もっと小さな地域レベルや商店街レベルでもかまわないと思います。

変な話し、これを元にお金を儲けようって考えでも私は否定しません。

一人でも経済困難な人が減り、子供たちが一人でも多く学校に通えるのなら、その人なり企業は儲かっていいと私は思います。

出来ればきれいごとで多くの人を救いたいですが、理想的な考え方は目の粗いフルイでもあるので、こんな文章になってしまいました。

前にあげた発起文の応用案でもあります。

Action Japan(仮)における中長期的ビジョン
http://p.tl/WPvY



さて、本題に入りましょう。

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情報共有
【心理的支援PDF】
PFAは地震直後などに行うことのできる効果の知られた心理的支援の方法を、必要な部分だけ取り出して使えるように構成したものです。
http://p.tl/zmaT
これから個人でボランティアに行くつもりの人は読んでおいてください。

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東京学芸大学教授 臨床心理士の小林正幸さんより
掲載の許可は取っています。

子供を中心に書いてありますが、大人の方にも有効に働くと思います。
被災地にいないお子さんも、心のケアは必要になっています。

以前にあげたボランティア専用の心理的支援に比べれば難しいことは書いてありませんので、是非お読みください。

第1回 身体面からのこころのケア
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/192691026.html

第2回 辛さを受け止める(1)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/192935967.html

第3回 辛さを受け止める(2)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/193431494.html


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第4回 不安や恐怖について(1)

次第に、各論に入ります。不安や恐怖の表れ方について、お話します。

不安や恐怖は、表情には表れません。
恐さを味わっている顔をしてみてくださいと言われると、どのような顔をして良いのか分からなくなると思います。

ニュースで現地の方々の表情を見ていると、話されている内容はとてつもなく大変なのに、感情を伴わないまま平静に語っているように見える方がいます。
人はあまりに恐い思いをすると、感情を感じないようにしてしまうようなのです。

ただ、何かが引き金となると、動きを止めてしまったり、話をしなくなってしまったり、ぼーっとした表情で動きが鈍くなったり、建物に入りたくなかったり、ヘリコプターの音などの刺激に、異様におびえたりすることがあります。
また、これとは逆に、妙に動きが激しくなったり、反抗を示すようになったり、急に良い子になってしまったりします。
これらは恐さによるものです。

中越地震のときに、地元の精神科医や臨床心理の専門家は、頭では分かるのだが、ちょっとしたがたがたした振動音を恐く耐えがたく感じてしまうと口ぐちに述べていました。

子どもの振る舞いの中で、それまでのその子の動きと違うような上記のことが見られたときは、
「心配なんだよね・・もう大丈夫だよ」
「しっかり守るからね」
「あなたは悪いなんてことないから」
「それでいいからね」
というような言葉がけをお願いします。
これを通して伝えたいことの一番は、
「あなたはあなたのままでいて良い」「あなたが頑張っているのを知っている」
というようなことが全体としてのメッセージとなって伝わっていくようにしたいのです。

もちろん、このメッセージは現地の大人の皆さんにも、その周辺にいて出向くことが難しい我々が伝えたいメッセージでもあります。

大人も子どもも、助けに回っている人も、助けられている人も、被災地の方々は、本当に頑張っていると思います。
もう大丈夫とは言い切れないことが、次々に起きていますが、もう大丈夫と早く言えるようになりたいですね。
誰も悪いことなどはありません。先を心配するのは当然です。悲しむのも当然だと思います。
必死さゆえに、誰かを責めたりすることもあるかも知れません。
それは願いが強いからですよね。
ご自分らしく、腰を落ち着けて、じっくりまいりましょう。

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なにかありましたらお気軽に。

渡辺英輔

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ひとりで思い悩まないでくださいね。
あなたは、もう頑張っています。





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2011年03月31日

被災地でできる子供の心のケア(第3回)

大田区下丸子の喫茶店、柊です。

ブログの更新が滞ってしまいました。

震災後の自粛に対して、喫茶店外の仕事であるアドバイザーとして有効な策が打てない場合もありました。
目の前でイベント関連事業が自主閉業しました。
他にも支払いで苦しむ企業や店舗、勤続者がいる、など、対応策を考えており、ブログを書くよりも、そちらに注力していました。

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そんな中、自販機も節電し、家屋も外灯をつけないなど、いつも以上に暗い道となっている下丸子1丁目。

商店街から坂へ曲がり降り、丸子幼稚園から下丸子図書館、矢口中学校へと抜ける道は午後9時を過ぎると物音もあまりしなくなり、女性や子供にとっては不安な道になっています。

節電の意義はわかりますが、丸子幼稚園と下丸子図書館の中間に位置する柊では、外灯と看板照明を点けています。

店内は半減照明にしていますが、夜道への不安の解消になれば、という考えです。
午後6時30分以降、暗くなってから照明を点けるなど、できるだけ配慮はしています。

なにとぞご理解ください。


武蔵新田から下丸子近隣には一人暮らしの方も多く、震災そのものと、以後の息の詰まるようなムードは知らず知らずのうちに心を痛めつけています。

商店街を帰る際は、買わなくてもいいですから働いている人たちを見、一人ではないと感じてください。
興味があったら、手に取り、購入するのもいいでしょう。
震災以前は行っていた、あるいは入ったことのない自分の住む街のお店で、飲食したりお酒を1杯だけでもいいので飲んでみてください。

自分の目で見る、話す、身近な人と触れ合う、これらを体感することは、大きく心を安らげます。

あなたの周りに、いつもより呼吸が早くなってる人はいませんか?
いつもより早口で話すようになった人はいませんか?
印象が変わってしまった人はいませんか?

ご自身の眠りはどうですか?
疲れが抜けないと感じることはありませんか?
心臓の鼓動が耳に付くようなことはありませんか?

「大丈夫」「頑張ろう」という前に、家族や友人、同僚と家で一緒にすごしバカ話やテレビを見るなどしてください。
一緒に食事に行ってたわいもない話をしてください。
飲み会を開いてください。

被災地で苦しい思いをしている方々がいることは、わかっていることです。
そのことから目をそらせとはいいません。

ただ、無事な地域にいる私たちが暗い顔をしていても、なにも解決しません。
むしろ、逆効果です。

日本が立ち直るには長い長い時間がかかります。

その前にあなたの心を壊さないでください。
街をすたれさせないでください。


この2つだけでも、立派な社会貢献です。

あなたの心の健康も、周囲の環境も、多くの人にとっての資産なんですから。

賛同していただけたら、私の届く声の範囲とは違う、あなたの声の届く実生活で、ウェブで、多くの人にこのことを伝えてください。

お願いいたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私が夜マスターをしている柊は、少し立ち寄りにくいのですが、あなたの帰り道に立ち寄りやすいお店があったら覗いたり立ち寄ってみたりしてみてはどうでしょうか。

そして、私が長く暮らし、親しむ街、大田区下丸子近郊に住むみなさん、一人でも多くの知り合いを作ってください。

私はどうにも仕事にしろ人付き合いにしろ受身で、自分から何かを発信するのはあまり上手ではないのです。
半身も若干不自由になってしまい、行動を伴うことにも若干消極的です。
でも、きっかけから多くの発展的な発想をすることは得意です。


私は渡辺英輔といいます。

こんなおっさんです。
SBSH03891.JPG
夜は柊にいます。

改めて、よろしくお願いします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

喫茶 柊
03-3759-5408(私は17時から)

携帯
090-6023-9171(12時から深夜3時程度)
仕事中は出られない場合もあります。
留守電にお声をいただければ折り返しいたします。

メール

eisuke41@gmail.com


匿名であっても返信はしています。

facebook
http://www.facebook.com/EisukeWatanabe
ちょっと放置気味でも、毎日チェックはしてます。

twitter
http://twitter.com/HIIRAGI1978
比較的つぶやきが暑苦しいです。

アメブロ
http://profile.ameba.jp/nabe-rx/

柊ブログ
http://hiiragi1978.seesaa.net/

延べ人数ですが、SNS、メール(ML)を含めウェブでは3000人近い方と接してきました。

うまくやればセミナーやるとか教材を売ったりして儲けられたのかもしれませんが、私は人も企業もそれぞれ違うもの、という考えをしています。
確かに共通項はありますが、いろいろな知識やスキルを当てはめる前にやることがたくさんあることを私は知っています。

個別対応をしているので、まあ、儲かりませんね(^^;

ウェブでつながってるみなさんとは、ほぼ非営利です。

もし営利でつながるのだとしたら、みんなで年収1億くらいは目指しましょう!
そういう、妄想の部類のアイデアなら無数にあります。
ってことは3000億か、半端ねぇな…

それはともかく、本当にいつもありがとうございます。

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【情報共有】
ボランティアを考えている方へ

【心理的支援PDF】
PFAは地震直後などに行うことのできる効果の知られた心理的支援の方法を、必要な部分だけ取り出して使えるように構成したものです。
http://p.tl/zmaT
これから個人でボランティアに行くつもりの人は読んでおいてください。

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さて、ようやく本題です。

被災地でできる子供の心のケア(第3回)


東京学芸大学教授 臨床心理士の小林正幸さんより
掲載の許可は取っています。

子供を中心に書いてありますが、大人の方にも有効に働くと思います。
被災地にいないお子さんも、心のケアは必要になっています。

以前にあげたボランティア専用の心理的支援に比べれば難しいことは書いてありませんので、是非お読みください。

第1回 身体面からのこころのケア
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/192691026.html

第2回 辛さを受け止める(1)
http://hiiragi1978.seesaa.net/article/192935967.html


第3回 辛さを受け止める(2)

子どもの傍らにいる大人が、自分の不快感、辛さを受け止めるだけの度量があると判断したとき、お子さんの方が自ら自然に不快感を表現するようになると述べました。

ですが、今、多くの子どもはじっと我慢をしていても、その我慢を超える辛さを表現するお子さんもいます。

この時期に示す表現は、恐怖、不安と、悲しみが多いと思いますが、怒りを表現するお子さんもいるかも知れません。
それが表現されたときに、その恐さ、不安、悲しみ、怒りを受け取ったことを、大人の側が表現してください。言葉で言えば、「恐かったんだ」「嫌なんだ」「悲しいんだ」「悔しいんだ」「淋しいね」「辛いね」「腹が立っちゃうよね」という言葉です。

そして、余裕があれば、「○○なので、嫌なんだ」「○○してほしいのに、してもらえないのが悔しいんだ」というように、お子さんがそのように表現する理由を、見当を付けて述べるようにします。

以上が原則ですが、親御さんにしても、周囲の大人にしても、余裕を持ってこれらはしきれないことも多いと思います。

この時期に大きな揺れを示すお子さんは、心配で心配でたまらないのだろうと思います。
ただ、それをどのように言葉にしても、心配だと語ることも、何を心配しているのかを言葉にするだけで、押しつぶされるような不安が生じてしまうと思います。

ですので、子どもは、最大の心配までは、なかなか口に出せませんし、当方にそれを受ける度量がないと思うときには、お子さんがそのように表現する理由にまで触れないことが大事なことになります。


それでも、万一、その理由をお子さんの方が口に出されたとしたら、「きっと大丈夫だよ」と抱きしめるしかないのだと思うのですが、物理的に抱きしめることができないときには、包み込むような言葉を言葉を選びながら、ゆったりと語るようにしてください。
このときに、先に泣いてはいけませんが、お子さんの辛さを受け取ってもらい泣きをするのは構いません。
相手の辛さが伝わってきたときに、「心配なんだよねー」と無理なく言えるときには、自然に涙が出て来るだろうと思います。
涙をどうするのか・・・などと考える必要はないと思います。
その辛さをしみじみと感じ、分かち合うようになさってください。

辛さは、誰かにつつまれて、感じきることで、時間の経過に伴って低下していきます。
お子さん自身のこころの揺れが収まるのを、そこでじっと待つようになさってください。
この時間を短くしようとして、気分を変えるように促すのではなく、その気分が消えるまでゆったりと関わることが原則になります。



余談
だからというのもなんなんですが、この時期、テレビが発するエンターテインメントは、歌やストーリー性のあるもの(ドラマ・アニメ・特撮)、お笑い(バラエティではなく)であるべきだと感じます。

一方的な発信には変わりがないんですが、共感し、考えることができる、もしくは考えなくていいもの、ということになるでしょうか。

フリートーク系のバラエティは、捉えどころがなく、時として不用意なことも発信されますので、作り上げられたもの、を発信することが安心感につながるように感じます。

また、過度に震災を意識することなく、発信することが健全性を保つと考えます。

あくまで私見ですが。

posted by マスター at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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